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展覧会情報

EXHIBITION INFORMATION

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生誕120年記念

棟方志功展

2023年4月1日(土) - 2023年6月4日(日)

会期中無休

棟方志功展

 青森に生まれた棟方志功(むなかた・しこう/1903-1975[明治36年~昭和50年])は、日本の版画界を代表する作家として活躍しました。その作品は日本の伝統芸術である板目木版画が持つ大画面の特性を生かした独自の表現で、世界的に高い評価を受けています。
 1924(大正13)年に上京後、帝展・国画会展に出品を重ね、1936年第11回国画会展出品を機に、民藝運動の柳宗悦、河井寬次郎、濱田庄司らと出会い、その交流は生涯続きました。棟方を代表する裏彩色*という技法のヒントを得たのもこの頃でした。また、棟方は1945年4月より6年8ヶ月の間、東京から富山県福光町(現・富山県南砺市)に疎開し、当地で約2000点もの作品を生み出すなど、精力的に制作を続けました。
 本展では棟方志功生誕120年を記念し、戦前の代表作《二菩薩釈迦十大弟子》をはじめ、福光時代に制作した《火の願ひ板画柵(詩・河井寬次郎)》《女人観世音板画巻(詩・岡本かの子)》、また1956年に第28回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に出品し国際版画大賞を受賞し「世界のムナカタ」と認められた《柳緑花紅頌》など、戦前から戦後にかけての代表作を一堂に展示するとともに、京都の個人邸宅内に筆をふるった襖絵など、貴重な肉筆画もあわせてご紹介いたします。

*裏彩色…和紙の裏から絵の具を染みこませること

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①《鴛鴦の柵(えんおうのさく)》(鐘渓頌の内) 1945年
②襖絵墨書《乾坤無妙(けんこんむみょう)》 1965年
③《華狩頌(はなかりしょう)》 1954年
④《ミシシッピー河の自板像の柵》 1965年
所蔵:①③南砺市立福光美術館 ②④パラミタミュージアム

主催 公益財団法人岡田文化財団パラミタミュージアム
後援 中日新聞社、読売新聞社、朝日新聞社、三重テレビ放送
特別協力 南砺市立福光美術館(富山県)