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2F/第5室 萬古の名陶
独特の質感の急須や茶碗で全国に知られる萬古焼は、江戸中期東西交易の中継点であった伊勢地方で桑名の豪商・沼波弄山が、京焼に技術を学んで開発し、作品が末永く残ることを願い捺した印章「萬古不易」がその名の由来といわれています。色絵陶器ながら京焼の繊細さとは異なる独自の情緒的な表現で、煎茶の流行とともに明治以降は四日市の地場産業として栄えました。萬古焼の歴史は断片的で、解明されていないことが多く残されていますが、古萬古から、古安東、時中焼、有節萬古、射和萬古、桑名萬古、四日市萬古ほか周辺までを網羅した200点を超える本コレクションはほかに例がなく質・量ともに一級のものです。
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